女性からの「好きアピール」って、男が思ってるより10倍地味です。
ドラマみたいに「好きです」なんて来ない。手紙も来ない。
来るのは「あ、それ私も好き」とか、「休みの日って何してるの?」とか、そのレベル。
そう。女性の多くは、好意を「小出し」にします。
しかも小さいので、こちらが気づかないまま流れてしまうことも多いです。
だから「女性からの好きアピールを見抜く」って、実は恋愛のスタート地点そのものなんです。ただし、見抜くというのは相手の気持ちを言い当てることではありません。行動に気づいて、返せることです。
逆に、こっちから相手に意識させにいく側の話は、前にこの記事にまとめました。
今回は、その反対側。向こうから来ているサインを取りこぼさない話です。
先に結論:
・好きアピールと呼ばれる行動には、見落としやすいものから分かりやすいものまで幅がある。この記事では軽め・ちょっと強め・強めの3つに分けて並べる
・ただし、どれが何回来ても、それだけで好意があるとは決まらない。回数や段階を気持ちの判定に使わない
・やることは判定ではなく応答。お礼を言う、話に乗る、会いたいなら断れる形で誘う
この記事では、好きアピールと呼ばれる行動を分かりやすさの順に並べて、「見分けようとすると外れる」理由を書いて、そのうえで今日できる返し方まで書きます。
この記事で出来るようになること:
・女性からの好きアピール(サイン)と呼ばれる行動が、ひととおり分かる
・「これだけでは決められない」の線がどこかが分かる
・気づいた後に、決めつけないまま返せる文がひととおり手に入る
女性からの好きアピールは、軽めから強めまで見え方が違う
好きアピールと呼ばれる行動には、見落としやすいものと、分かりやすいものがあります。
俺の場合、会社の後輩に「休みの日って何してるんですか?」と2回聞かれて、2回とも「寝てます」と答えました。3回目はありませんでした。
彼女が何を思っていたのかは、今も分かりません。分かっているのは、聞かれたことに答えただけで、こちらからは何も返さなかったという事実だけです。
分かりやすいところから始まる人もいれば、最後まで目立たないままの人もいます。順番も、上がっていくかどうかも、人によって違います。
だから、どの段階のサインが来ているかで、相手の気持ちの強さは測れません。
女性からの好きアピールと呼ばれる行動(気づきやすさの順):
1. 軽め=見落としやすい:共通点を探してくる/話を肯定してくれる/口ぐせや絵文字が似てくる
2. ちょっと強め=気づける人は気づく:あなたのことを聞いてくる/小さな変化を褒める/深い話をしてくる
3. 強め=分かりやすい:あなたの好みに寄せてくる/ちょっとしたプレゼント/目が合う時間が長い・距離が近い
※順番に上がっていくとは限りません。分かりやすいほど気持ちが強い、という意味でもありません
上から順に見ていきます。
軽めのサイン:共通点を探してくる・話を肯定してくれる
いちばん見逃されているのがここです。
気になる相手との共通点を探す人はいます。ただ、場をなごませたいだけの人も、その話題が本当に好きなだけの人もいます。
食べ物、ブランド、休日の過ごし方、音楽。会話の中であなたの好きなものに寄ってきたら、そこは話を広げられる場所です。
ちなみに、この「共通点の偶然」をこちらから作る方法も前に書きました。
向こうから来た話題に、こっちの話題を重ねると、会話は続きます。
もう1つは、あなたの話をやたら肯定してくれること。
「分かる」「それいいね」「すごい」が多い。反論されない。話を広げてくれる。
ただ、これは会話の得意な人にもよく見られます。肯定されたからといって、好意があるとは言えません。
最後に、口ぐせやLINEのスタンプが似てくる。
ミラーリングと呼ばれる、話す相手と言葉づかいが似てくる現象です。ただ、よく話す人や同じ職場の人とは、好意と関係なく似てきます。絵文字がそろったことだけでは、何も決まりません。
ちょっと強めのサイン:あなたのことを聞いてくる・小さな変化を褒める
軽めのサインに気づいても、こちらが何も返さなければ、その話題はそこで終わります。
返していれば会話は続きますが、次に何が来るかは相手によります。
ちょっと強めのサインの例:
・「休みの日って何してるの?」と、こちらの生活を聞いてくる
・「髪切った?」「その時計いいね」と、小さな変化に気づいて褒める
・仕事の悩みや、家族の話など、少し深い話をしてくる
ポイントは、向こうから聞いてくることです。
こちらが振った話題に答えているだけなら、礼儀の範囲かもしれません。向こうから聞いてきたなら、少なくともその話題には付き合う気がある、ということです。分かるのはそこまでです。
特に「休みの日って何してるの?」は、こちらから予定の話を出しやすい場面です。誘い方はこの記事で。
そして実際に二人きりで会えたとき、時間帯や場所から何が言えて何が言えないかは、こっちの記事で分けています。
褒められたら、こっちも同じ粒の小ささで褒め返す。褒め方の型はこっちの記事で。
深い話をしてくるのも同じです。
ただ、深い話をする理由は人それぞれです。信頼できると思ったから、たまたま近くにいたから、聞き上手だと思われたから。恋愛感情とは限りません。まずやることは1つ、聞いた話を他の人に言わないことです。
強めのサイン:好みに寄せてくる・距離が近い
ここに並ぶのは、比較的分かりやすい行動です。ただし「分かりやすい=本気」ではありません。
強めのサインの例:
・あなたが「好き」と言った服装や髪型を、次に会うときに取り入れてくる
・お菓子や小さなお土産など、負担にならない物をくれる
・目が合う時間が長い。話すときの距離が、他の人より近い
・帰り際に「もう少しいたい」空気を出してくる(「何か飲む?」など)
ただし、ここに並べた行動は「愛想の良い人」のふるまいと見分けがつきません。
見分けようとするほど、たいてい外します。次の章はその話です。
「好きアピール」と「ただの愛想」を見分けようとすると外れる
サインの種類だけをもっと数多く知りたい人は、女性が出す脈ありサインを一覧にした記事もあります。
ただし、そちらは「サインが複数そろったらアプローチ」という数え方で書いてあります。数がそろったことと、相手の気持ちが分かったことは別です。
そこを間違えて「脈あり」と思い込んで突っ込むと、相手を怖がらせます。
よく紹介される見分け方は、だいたい次の3つです。どれも決め手にはなりません。
よく使われる3つの見分け方と、その問題:
1. 「向こうから始まったか」で決める → 誰から始めたかは分かります。でも、なぜ始めたかは分かりません
2. 「2回以上あったか」で決める → 回数は気持ちの量ではありません。同じ人に2回話しかける理由は、いくらでもあります
3. 「自分にだけか」で決める → 確かめるには、その人が他の男性にどう接するかを見張ることになります。それは相手にとって気持ちのいいことではありません
しかも、それを確かめようとして他の男性への態度まで見張り始めると、確かめる前に、相手にとって居心地の悪い相手になります。
気持ちは相手の中にあるので、外から見て確定させることはできません。
でも、好意があってもなくても失礼にならない返し方なら、今日からできます。
好意かどうかを決めずにできる返し方:
・お菓子やお土産をもらった → 『ありがとうございます、これ好きなやつです』とその場で言う。次に会ったとき『この前のおいしかったです』ともう一度言う
・「それ私も好き」と来た → 『どこのが好きですか?』と、その話題を1つだけ深める
・会いたいと思った → 『来週の土曜、○○に行こうと思ってるんですけど、よかったら一緒にどうですか。予定が合わなければ気にしないでください』と、断れる形で伝える
どれも、相手の気持ちがどちらでも成立します。「もう少し様子を見る」と決めて相手を観察し続けるより、その日のうちに返すほうが早いです。
ただし、返す前に手を止めたほうがいい場面もあります。
「脈なしサイン」より、こちらから押さない場面を決める
気持ちは読めなくても、「今は押さないほうがいい」は分かります。
こちらから押さないほうがいい場面:
・返信が短くなった。スタンプだけになった
・こちらの誘いに「予定が分かったら連絡する」と言われ、そのまま連絡が来ていない
・話すときに体が横を向く。目が合わなくなった
・以前は向こうから聞いてきたのに、質問が来なくなった
どれも、相手の気持ちを言い当てるためのものではありません。「今は誘わない」「返事を待つ」を決めるための材料です。
なかでも「また今度ね」「また連絡するね」と言われたときの受け取り方は、こっちの記事で細かく分けています。
これが出ているのに「まだ脈はあるはず」と押すと、嫌われます。
返事が減ったら、こちらも回数を減らす。それが「しつこくない男」の条件です。
こちらが引いたあとも会話が戻らないなら、そこは追わない。次に行ったほうが、お互いのためです。
気づいた後の距離の縮め方:段階で測らず、返し方だけ決める
サインに気づいたら、次はこちらの番です。
ここでやりがちな失敗が、気づいた瞬間に一気に距離を詰めること。
相手はまだ雑談のつもりかもしれないのに、こちらが告白の一歩手前まで進めると、驚かせます。
原則はこれだけです。
相手がしたことに、同じ大きさで返す。断れる余地を残しておく。それだけです。
軽めのサインが来ているとき:共通点で乗る・聞き役に回る
相手が共通点を探してきているなら、こちらも共通点で返します。
「それ私も好き」と来たら、『え、どこのが好きですか?』と1つ聞く。誘いたくなったら『今度行きませんか。予定が合わなければ気にしないでください』まで。
上で紹介した「共通点の偶然を作る」記事のやり方で話せる話題を増やしておくと、会話は続けやすくなります。
もう1つは、聞き役に回ること。
具体的なやり方はこの記事にまとめてあります。
相手がこちらの話を受け止めてくれているなら、こちらも相手の話を最後まで聞く。自分の話ばかりになると、会話は続きません。
ちょっと強めのサインが来ているとき:褒め返す・誘う
相手があなたの変化を褒めてきたら、こちらも褒め返します。
ただし「かわいいね」の一言では弱い。相手が気づいてくれたのと同じくらい、小さいところを褒める。上で紹介した褒め方の記事のとおりです。
そして、相手が「休みの日は何してるの?」と聞いてきたなら、こちらから予定の話を出しやすい場面です。
誘いたいなら、断れる形で誘えば大丈夫です。『来週の土曜、空いてたらどうですか。予定が合わなければ気にしないでください』くらいで足ります。誘い方は上で紹介した記事のとおりです。
このとき、こちらが下手に出すぎないことも大事です。
お礼を言うこと自体は、いつでも正解です。避けたいのは、必要以上に自分を下げることのほう。『すみません、わざわざ』より『ありがとうございます、うれしいです』のほうが、相手も渡しやすくなります。
恋愛の「立ち位置」の話はこの記事で書きました。
強めのサインが来ているとき:目を合わせる・触れる前に必ず聞く
相手の距離が近い、目が合う時間が長い。それでも、それだけでは触っていい理由になりません。
まずは目を合わせること。慣れていない人は、普段の生活で練習しておくと本番で逃げません。
毎日できる練習メニューはこちら。
そして手に触れるなどのボディタッチは、相手からのサインが「強め」まで来ていて、そのうえで言葉で確認できたときだけです。
ここで見ているのは気持ちの強さではなく、相手が近くにいることを自分で選んでいるかどうかです。サインだけを根拠にすると、ただの怖い人になります。
嫌がる素振りがあれば、その場で引く。これだけは外せない条件です。
こちらから気持ちを少しだけ見せる「思わせぶり」の使い方は、この記事にまとめてあります。
相手が何を思うかは分かりません。ただ、気づいたのに何も返さなければ、次の会話は起きません。
まとめ:女性からの好きアピールは、数えるものではなく返すもの
最後に、今日から使える形にまとめます。
女性からの好きアピール(好意のアピール)まとめ:
・軽め=見落としやすい:共通点を探してくる/話を肯定してくれる/口ぐせや絵文字が似てくる
・ちょっと強め=気づける人は気づく:あなたのことを聞いてくる/小さな変化を褒める/深い話をしてくる
・強め=分かりやすい:好みに寄せてくる/小さなプレゼント/目が合う時間が長い・距離が近い
・どれが何回来ても、それだけでは気持ちは決まらない。回数も段階も判定には使わない
・返し方:もらったらその場でお礼、話題が合ったら1つ深める、会いたいなら断れる形で誘う
・引き際:返事が減った・誘いが流れた、が続くならこちらから回数を減らす
女性からの好きアピールは、たいてい小さくて、あとから振り返らないと気づけません。
だから、気づいたら返す。お礼を言う、話に乗る、会いたいなら断れる形で誘う。決めつけないまま動けるのは、この3つです。
この「好意のサインを一気にではなく少しずつ小出しにする」という考え方は、マッチングアプリのメッセージのペース配分にもそのまま通じます。連絡を送りすぎて重いと思われていないか気になる人は、こちらの記事も参考にしてみてください。

